
- ■1932年5月5日 広島県呉市に生まれる。広島県呉市在住
- ■性格は頑固。しかし大陸的な感激屋でもあり、面倒見のよさは天下一品。一言でいえば「新しい物好きの昔気質」
- ■1947年4月11日セーラー万年筆入社。黄授褒章を受章した同社小山群一の愛弟子として、万年筆作り一筋の道を歩み現在に至る。又、本人にも同賞の申請の話が再三舞い込んでは来ているが、固くこれを辞している。
- ■1974年9月1日台湾写楽(セーラー)へ出向。万年筆作りの基盤を海外に築く。
- ■帰国後、大ヒット商品となったキャンディを手始めにホスカル、シャレーナ、ハイエース、プロフィットと次々に個性的で書きやすい万年筆を生み出す。国内でも有数のペン職人としての名を馳せ、芸能界にも、そのファンは多い。
- ■最近では、新タイプのペン先は今世紀中には開発されないだろう、といわれて久しい万年筆市場に、クロスポイントペンを開示し、愛好家達を驚かせる。

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厚生労働省2007年度「現代の名工」150名に弊社ペン職人長原宣義が選出されました。「現代の名工」は厚生労働大臣が卓越した技能を持ち、その道で第一人者と目されている技能を表彰する制度です。
【技能功績の概要】(厚生労働省ホームページより転載)
長年にわたり、万年筆ペン先及びペン軸製造・ペン先調整の業務に従事し、その間技能の研鑚に努めて精励し、 特に万年筆ペン先の制作及び 調整の技能と、竹等を用いた日本の伝統美を生かしたペン軸の制作の技術に卓越し、万年筆に対する広範な知識と、調整・修理等に関する的確な技術に長けている。

- ■現在は、全国各地で催される万年筆クリニックの、ペン職人として、国内外すべての万年筆の診断、調整に駆け回る傍ら、竹万年筆、新型デスクタイプ万年筆、宝石埋め込みペン先等々、 枚挙にいとまがないほどの好事家向け新製品を開発し、寸暇を惜しんで海外を視察するなど、情報収集などにも余念がない。
- ■そのバイタリティの源泉について答えて曰く、「好きな万年筆を、使う人の身になって考えれば、良いものだけを追求しようという気になるはず。
その夢が現実のものになれば毎日が楽しいし、充実するのが道理だろう。」

- ■1960年2月13日 ペン職人長原宣義の長男として、広島県呉市に生まれる
- ■1981年2月 セーラー万年筆(株)入社 天応工場にて製造部門に配属
- ■2002年10月 特機事業部の営業担当を経て、天応工場 ペン製造係へ異動。その後、 宣義の技術を伝承すべく、日夜精力的にペンの研究に携わり、高度でオリジナリティのある技術を習得。
- ■2003年8月~ アメリカを中心とした海外にてペンクリニックを開催し各国の万年筆愛好家から高い評価と賞賛を得る。国内各地でも本格的なペンクリニックを開催。現在に至る。
- ■2006年11月 独創的な研ぎ手法により、匠技と呼ぶにふさわしい超極細ペン先「細美研ぎ」を創り出し、プロフィット25周年記念万年筆で好評を博す。
- 長原幸夫が生み出した
「プロフェッショナルギアスリム
細美研ぎ万年筆」 - 《より細く、より美しい文字》を書いていただきたいという思いをこめて、繊細かつ独創的な研ぎ方法で創り出された万年筆です。


- ■1971年 セーラー万年筆(株)入社。開発課 製品設計係 デザイン担当
主な仕事:表面処理パターン作成、軸色の決定 等 - ■1978年 本社販売本部へ転属。開発課 販売企画 デザイン担当
- ■1981年 天応工場へ転属。開発課 製品設計係 デザイン担当
- ■天応工場へ転属後、販売応援の一環で、ペンクリニックを行うようになる。特に平成に入り全国を行脚する事となり、 長原宣義と並び、万年筆のペンドクターとして多くのファンに親しまれている。
- 【川口明弘が考案した、還暦万年筆「KAN」】
- ペンドクター 川口明弘が考案した還暦の方に贈る最高の万年筆。キャップ・胴軸・天冠・尾栓はすべて異なった日本古来の「3色の赤」を使用し、ペン先は滑らかな書き味が特徴の21金仕様。長年、万年筆を手がけてきた感性が生み出した万年筆です。


- ■1953年 山口県宇部市生まれ。
- ■1976年 セーラー万年筆入社(株)。天応工場研究科に配属。
- ■2005年 インクブレンダーとして全国で「インク工房」を行うようになり、現在に至る。
最近の取組みとして、女性が使いたくなるようなインクをセーラーの女性社員と開発するなど、インクを通して万年筆の楽しみ方を広げるために活躍中。


万年筆のペン先には、微妙な弾力があります。それは、セーラーならではの焼入れ技術が生んだしなやかさです。そして、ペン芯は、気温や気圧の変化にも耐える高性能で貯蔵容量の大きいものを使用し、滑らかさを保つためエアータイトをして乾きにくい構造にしてあります。 より優れたペン先を模索するところから始まる、こうした一連の作業工程は、すべて熟練した職人の技術によって支えられています。
研ぎ澄まされた神経で向かい合う精緻な工作マシンとの、一瞬たりとも気を抜くことを許されない真剣勝負。手作業でしかできない工程のすべてに、セーラーの誇りとするプロフェッショナルクラフトマンの入魂の業が息づいて万年筆のペン先は完成していきます。
ペン先こそ生命の万年筆の書き味。その素晴しさをご実感戴く時、地味な仕事に精魂込める職人に思いをめぐらせて戴けたら、これに過ぎた喜びはありません。

練達の職人の手業と経験に裏打ちされた作業の始まりは、金の溶解。次に待ち受けるのが、圧延。火入れをし、また圧延する。何度となく繰り返しては、溶解した金を一定で均一の厚味に仕上げていく。根気のいる作業である。(写真)納得の仕上がりの後、形状抜き。形状付けの工程に入る。形状は当然のことながら字幅によって一つ一つ異なっている。

玉付けと呼ばれるペンポイントを付ける作業。ペンポイントの大きさは字幅により異なり、この玉付けの優劣がペン先の生命を決定する。それだけに、続く円柱研磨(玉研磨)と共に腕が試され、納得のいく仕事に情熱を傾けている。

鋸割。ペン先に割目を入れる作業である。ここから生まれるペン先の弾力。皮膚感覚でしかはかりようのない神業が発揮されていく、真剣勝負の連続である。

いよいよ玉仕上げ、鏡面研磨は、納得のいく検査をしながらの作業だ。高品質を保つこととバラツキをなくすことが課せられた使命。手作業ならではの入念な確認と修正があって、はじめて次の工程に移ることができる。羽布(バフ)磨き、洗滌、と工程はフィナーレに入る。 熟練の業が書き味につながっていくすべてに、りきみもないが、たるみもない。恐るべきは、練達の域。入魂の業だ。










セーラーの品質と技術を継承する職人達










